都道府県別の経済的豊かさランキングが国交省から発表されていたので参考として見てみました。

こんにちは〜 ぼんつぶです。

最近は安いニッポンという言葉が、世の中を巡っているような気がします。

その一方で、便利な世の中になり、豊かさ、働き方、生き方、幸せとは何かというように多くのものを再定義されているのではないかと感じるぼんつぶです。
これまでは、都会の大学に出て、都会の企業で働き、通勤のために職場近くに居住し、週休二日を余暇として、仕事での昇進など何か競争で勝つということが幸せと思うようになっていたのではと思います。

僕自身、子供が生まれたことをきっかけとして、豊かさや幸せって何かと考える日々が続いています。

さて、そんな中、国交省さんがまとめている都道府県別の経済的豊かさというものが目に止まりましたので参考として記載したいと思います。

詳細は以下及び国交省さんHPにありますので興味があれば御覧ください。

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001384141.pdf

東京の経済的豊かさは全国最下位であるということ

 今回の内容のおもしろいところは、東京の経済的豊かさが全国最下位ということです。

 豊かさを求めて東京に来るのに、皮肉にも東京の生活は全国で一番貧しいという内容であったということです。

 新型コロナの感染拡大もあって、働き方等が変化していき、東京への一極集中もどうなの??ということがつぶやかれてますが、これまでも幾度となくされてきた議論ではないかと思います。
 僕自身、以前は東京都内で勤務しており、今は転職し地方におりますが、憧れや豊かさを求めて上京したのを今も覚えています。

 今回は、そんな東京一極に対して、少しは一石を投じるものではないかと思います。

調査の概要

 今回の調査はそもそもどのようなものかをざっくり解説します。大きくは以下の流れです。

  1. 全世帯を対象に可処分所得ランキングを作成
  2. 1から可処分所得の上位40%〜60%の中央世帯で可処分所得ランキング作り直す
  3. 2から生活費(食糧費、家賃等)などの基礎支出を引いてランキングを作る
  4. 3から通勤時間を費用換算して引いてランキングをつくる。

イメージとしては
経済的豊かさ=(中央世帯の可処分所得)ー(基礎支出)ー(通勤時間を費用換算)

ぼんつぶ的なポイント

 今回の調査のポイントは、ぼんつぶ的には2点あると考えてます。


 ① 中間層を対象としている点
  つまり、普通の世帯のうち、全国で一番貧しいのは東京とも言えるのではないでしょうか。

 ② 豊かさを収入のみではなく支出を踏まえて考えている点
  東京は平均年収で見れば、おそらく全国トップではないかと思いますが、今回は支出(基礎支出+通勤)を含めて豊かさとはなにかを考えている点は説得力があるかとおもいます。

地方と東京どっちが良いの??

今回の調査では、これを決めているわけではないので、答えはありません。

しかしながら、地方だから豊かになれないとか、東京だから豊かになれるということは無いということを示していると思います。

今回の新型コロナの影響で、働き場所を選ばない働き方が推進してきました。
とはいえ、東京への一極集中が止まるかというと、難しいところではないかと思います。

それは、東京の生活が豊かではないと分かっても、地方に無い魅力があることは否定できないからです。
都会での生活は買い物、エンタメ等々があり、人も多く刺激的です。
一方で、地方は自然の豊かさ、つながりの濃い地域団体・コミュニティなどが魅力です。
これを地方に欠けている部分とするか、見方を変えて魅力とするのかは個人の考えによります。

今回の調査結果は、中央世帯を見れば、東京で豊かに暮らすというのは難しいのではないかということを示しています。
とはいえ、働く場所や住む場所は人生を形成し、運を掴む意味でも大事な要素です。

自分にとって、豊かさとは何か。何をするためにどこに行くのか、何を求めて行くのかをしっかりと考える良いデータではないでしょうか。

(やりたいことが無いから、探すために上京すると言ったことを否定するものではありません。今回はあくまで、東京都に行けば豊かに暮らせるという思いだけではやっていけない現実があるよということをお伝えできればと思います。)

おわりに

 今回の調査結果で、昔、父母に言われた「東京は給料も高いけど、生活費も高いから苦しいときあるよ」というのは証明された気もします。

 とはいえ、東京の魅力は日本屈指です。人、モノ、金、あらゆるものが集まっている街は魅力が沢山です。

 かくいう僕も、本当は東京大好きです。なので、別に東京が良くないとかそういうことを言いたいのではないことは念頭にご理解ください。

 これまで、豊かさをはかるときは、収入ばかりに注目されていた気がします。(平均年収〇〇○万円だからリッチ等)
 今回の調査は、支出も踏まえて見ていることは実感しやすいデータではないかと思います。
 これを参考に自身の豊かさも考えてみてはいかがでしょうか。

 以上、ぼんつぶでした。 

 

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