こんにちは〜!!
これまたおすすめの書籍をボンツブ的に魅力をお伝えできれば幸いです。
今回は『雑談の一流、二流、三流』です。
ビジネスマンを問わず多くの人が普段、会話をして生きています。
相手に自分の意思を伝えるために会話は欠かせない手段ですが、なかなかうまく伝えられない。
興味を持ってもらえない、話が広がらないなど多くの壁にぶつかるのがコミュニケーションです。
例えば、ビジネスの場面では、「説明がうまい人が売れる」「専門的知識や技術がある人が出世する」そう思われる人が多いと思いますが、現実はそうではありません。
人の心を動かすものは、「相手とどんな関係性にあるか」です。
その関係性をつくるのが、『雑談』です。
この本は、その雑談力をあげ、良好な人間関係を形成する力をつけるのにおすすめの書籍です。
目次
はじめに
結論として、
雑談力とは、相手にトークをさせる力です。
本書では、約50個のテクニックが紹介されていますが、その中で、僕の印象に残った部分を紹介したいと思います。
明日から使える内容ばかりですので、参考にしてみてください。
雑談のはじめかた
一流は挨拶にツープラスする。
三流は挨拶だけで終了し、
二流は、挨拶に一言つけ加え、
一流は、挨拶にツープラスする。
この言葉、身にしみる方もいませんか??
おはようございます!!だけで終わる方は多くないですか??
または、
おはようございます!!昨日はありがとうございました。
飲み会の翌日に繰り広げられがちなトークじゃないですか??
私も最初は、挨拶に一言つけ加えれば、会話として丁寧とも思っていましたが、一流は「挨拶にツープラス」これは誰でも直ぐにできるテクニックです。
例えば、『おはようございます。昨日はありがとうございました。昨日思いましたが本当にタフですね!!」などもう一言つけ加えるだけで、会話が広がりやすくなります。
最後に疑問を投げても会話の広がりには良いと思います。
一流は、相手の話やすい空気を作るということです。
雑談前の準備
三流は、何も準備せず、
二流は、雑談ネタを準備し、
一流は、相手が心地よく話せる表情を準備する。
人間は表情をみて、相手が話やすいのか判断してしまうものです。
常に相手がどんな表情を見たいかを意識することが大切です。
身近な例で言えば、話やすい人で怒り顔の人はいないと思います。
出会えて嬉しい、話せてありがとう、という感情を表情で表現するのが一流の準備です。
話の広げ方
ほめるところ
三流は、ほめるところを見つけられず、
二流は、ほめるところを無理やり探し、
一流は、ビフォー・アフターをほめる。
どうしてもほめるところが無いときってありませんか??
私自身、正直ウマが合わないなと思う方と仕事をするときに、卑屈になってしまいほめるところを探せない場合があります。
そんなときはこれを思い出して、過去との比較をほめることにしています。
例えば、営業成績や仕事の進捗がうまく進んでいない方を励ますようなときは、
「以前は、この作業に1日かかったけど、今は午前中で直ぐに終わらせてる!!仕事が早くなった」などです。
特に若手に話を聞くときは、これに過程も聞くようにしています。
具体的には、『前と何かやり方とか変えたりしたの??どうやってしてるの??」などです。
興味を持って聞いて行くと、職場内のコミュニケーションなどにも使えるそんな方法かと思います。
距離の縮め方
三流は、いつも壁をつくり、
二流は、共通点を探して距離を縮め、
一流は、相違点を探して縮める。
この本を読むまでは、共通点を探して共感することが距離の縮め方の正解と思っていました。
しかし、実際に初対面の人との共通点なんて、肺呼吸などしかなく、むしろ相違点のほうが多いじゃん。
というのが現実で、距離を縮めるのが苦手でした。
よく考えてみれば、共通点より相違点の方が圧倒的に多いなんて当たり前ですよね!!
この本の中で興味深い言葉と思います。
相違点を楽しむことができれば、他人との会話がぐっと楽しくなります。
人はそれぞれ性格や思考、生きてきた環境などが違うため、意見が合わない、価値観が合わないのは当然です。
例えば、私は納豆が苦手なんですが、納豆がお好きな方と雑談するときには、
『納豆が好きなんですね!!実は私は少し苦手なのですが、、、ちなみにいつから好きなんですか??」と言った感じです。
前提として、人と意見が合わないのは当然、このこと念頭に相違点を楽しむ。これは大人の雑談という感じがしませんか??
雑談が上手い人の心構え
成功の秘訣
三流は、生まれ持った才能と答え、
二流は、意思の強さと答え、
一流は、運の強さと答える。
マインドの話ですが、誰だって「自分は不幸だ」と思っている人より、「自分は幸せだ」と思っている人話したいと思います。
案外、僕たちは普段、実力は結果は努力のおかげと誇ってしまいがちですが、運に恵まれているという事実を忘れては行けないということです。
すこし、脱線をしますが、資格試験や入試などの合格を自身の努力の結果と慢心しがちです。
結果を出すための努力を否定しているわけではありませんので、この点は承知してください。
しかし、試験を受ける前に新型コロナに感染しなかったこと、事故に合わなかったこと、勉強に集中できる環境があったことなど、運に恵まれている要素が多々あります。
気づきにくいことですが、意思や努力ではどうしようもない良きめぐり合わせの中で自分たちがいると認識することが大切だと思います。
雑談は良好な人間関係を形成するものです。
自分は運が良いと認識することで、相手ともより良い関係を作れることに繋がると思います。
おわりに
さて、現在はとても便利な世の中です。無いものが無いのではないと思うくらいに便利な世の中です。
多くのものがネットに接続され、一瞬で世界中の人々と繋がれる。
そんな魅力的な時代ですが、一方で、リアルなコミュニケーションが減っているのではないかと感じます。
僕の周りでも告白はラインでするとか、ものすごく急を要する連絡もチャットでするなど、考えが古いところではありますが、豊かさの中の弊害もあるのではと思います。(手段を否定しませんが、直接伝えても良いのではと思うということです。)
豊かになっていけば行くほど、人間らしい部分、感情的なところが大事になるのではと思います。
人間関係を形成するのに雑談は欠かせません。人生を豊かにする方法でもあり、明日からの仕事でも使えるテクニックが詰まった本です。
興味がある方はぜひ、読んでみてはいかがでしょうか。
以上、ぼんつぶでした。